11月上旬の訪米打診=普天間問題、大統領訪日前に調整−岡田外相

 【ワシントン時事】岡田克也外相が11月上旬の訪米を米政府に打診していることが分かった。同月12日からのオバマ大統領初訪日を前に、クリントン国務長官らと懸案の米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)移設問題に関して調整するのが主な目的。27日までに複数の日米関係筋が明らかにした。
 普天間問題をめぐり、先に訪日したゲーツ国防長官は同県名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部に代替施設を造る現行計画を前提に、大統領訪日までに結論を出すよう要請した。一方、鳩山由紀夫首相は時間を掛けて検討する意向を表明。辺野古移設容認を示唆した北沢俊美防衛相の発言を首相が否定するなど、日本側は迷走が続いている。